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リリーフランキーの演技力

  • Post on 2014.04.28 08:15
  • Categry : 映画
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埼玉へ越してきてもうすぐ一年。

やっと生活が回り始め、余裕ができ
レンタルビデオの会員になった。

いつでも会員にはなれるけれども
本当に余裕がなくてそれどころでなかった。

春から夏は新しい環境と職場に慣れることで
あっという間に過ぎ、
夏に入る頃、給料未払いが続き会社を辞め、
就活と貧乏生活で苦しい時期が冬に入るまで続いた。

冬に入ると新しい職場での仕事に慣れることと
一から学ぶことがあまりに多かった。

四月になり、少し余裕が出たものの、
インフルエンザから、肺炎になり仕事を二週間休んだ。

高熱が五日ほど続き、ひどい鼻づまりと咳で
内科以外に耳鼻科へも通い、
その上、いつまでたっても体調が整わず、
血液検査とレントゲン検査をしたら、
血液検査で海外なら即入院くらいの数値といわれ、
点滴を三日続け、ようやく平熱となり、
体の機能も徐々に取り戻せたものの、
ずっと食べることが出来ず、寝たきりだったから
久しぶりの職場復帰も最初は大変だった。

そんな訳で、今ようやく余裕ができた。

借りたのは二本。

そして父になると
凶悪。

どちらも私の好きなリリーフランキーが出演。

演技力は本当にすごかった。

特にすごいと感じたのは、凶悪。

映画としても凶悪の方が面白かった。

面白いというか、深い。

そして父になるは、話がキレイ事で面白くなかった。

私は、どうやら人のいいところ悪いところ、嫌なところを含め
それらを剥き出しにしたものや、掘り下げたものが好きで、
綺麗なところだけをクローズアップしたものは、
映画でも小説でも好きでないんだなぁ〜と分かった。

特にちょうど直前にNNNドキュメントで
養子縁組のお話を観たことも大きい。

NNNドキュメントでは、考えさせられる話が二つあった。

少し長くなり、本題とそれるが紹介したい。



一つは、20歳くらいの若い女の子が、
養父と13歳くらいの頃にひどい反抗期があり、
喧嘩をしたときに、養父が「お前は養女だ!」と言った。

それをきっかけに家を出た。

そして生みの親、自分のルーツを探す。

もう一つの話は、高校生の女の子が子供を産む。
真面目で優等生の彼女は、大学の推薦も決まり、
順調な未来が約束されていたが、
レイプをされ、あまりのショックに
警察へも行かず、そのことを隠したいがため、
記憶から忘れようとしていたために、
気づいたら妊娠6ヶ月。
もう堕胎出来ない時期。
母親は、憎き犯罪者の子供など殺したいという気持ち。
彼女も最初はその気持ちだが、
次第に母性が生まれる。
そして出産。
また里親は、事前にNPO法人の方が
キチンとこの子を育てられるであろう両親を探す。
海外に住むご夫婦で、とてもしっかりとした考え方をもち、
既に確か二人養子を育てている方。
そして、一番の問題はその生まれた子に
どうして生まれたかを伝えるかどうか?ということ。
一般的に愛し合って生まれたが育てられないために
養子縁組をした子供には、物心ついた頃から
本当のお父さんお母さんは別にいると教える。
けれども、そうでない子供には伝えていいのかどうか、、、。
そのご両親が出した答えは、伝えるということだった。
親子で隠し事をしてはいけないと。
どっちが正しいか分からないが、
ご両親はそのことを含め、きちんと愛する覚悟
育て抜く覚悟をもっているからこそ伝える。
すごいなと思った。


そんなドキュメントを観た後だから、
そして父になるは物足りなかった。
とはいえ、リリーフランキーの演技は良かった。

いかにも小市民的な雰囲気の電気屋さんのお父さん。
昔の昭和はじめのお父さん。
裕福でないけれど、こどもを可愛がり、
一緒に遊び、同じ目線で楽しみながら慈しみながら生きている。
お金には汚い野卑た感じがまたイイ。

その後に凶悪を観たが、そっちは全く逆の恐ろしい役。
殺人を教唆する黒幕。

よくもまぁ、善人も悪人もうまく演技できるなぁ〜と感心し
ますますファンになってしまいました。
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